『 El rincón del mundo a donde va lo que se olvida/The Place of Oblivion』
こんばんは!広報部の杉本です!
本日で本祭まで残り13日となりました✨
本日からはプログラムCの入選作品を紹介していきます!!
【入選作品紹介⑨】
『 El rincón del mundo a donde va lo que se olvida/The Place of Oblivion』(メキシコ)
監督:Fernanda Tovar
あらすじ
アウラ、フアン、エバリストはサンアントニオのはずれで暮らしている。そこは忘れ去られた村。少女アウラは村を出て生きていこうとしている。彼女は忘却に飲み込まれてしまう前に一緒に村を出るよう父と祖父の説得を試みる。
実行委員講評
”ジグザグの線を越えたら死んでしまう”
自分という存在が誰にも知られることなく朽ち果てていくのだとしたら、それはあまりにも哀しいことだろう。彼らは自分の生きざまを知ってほしいという強烈な願望にもがきつつも、この村への愛惜を捨てきれずにいる。時すらも止まったかのように静かな村で、移り変わる空模様だけが物語の行く末を暗示しているかのようだ。特に三人を包み込む美しくももの悲しい黄昏は示唆的である。そして、ジグザグの線を越えたとき、彼らの時間はついに産声を上げ動き出す。その傍らで、残された家屋や壁画は時を経て自然に還り、永い眠りにつくだろう――誰かの手によって再び見出されるまで。
この作品はプログラムC(11月29日、30日)に上映予定です!!
是非ご来場ください!
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