『10/ten』
こんばんは!広報部の杉本です!
本日で、本祭まであと14日となりました!
あと2週間ですね!
さて本日も引き続き入選作品を紹介していきたいと思います✨
【入選作品紹介⑧】
『10/ten』(クロアチア)
監督:Paula Konjušić
あらすじ
ある男が、精神科医のもとへとやってきた。彼は、他人のさまざまな考えや喜び、不幸を経験してしまう症状に悩まされていた。それら他人の経験は彼の深層に刻み込まれ、彼自身の記憶とまぜこぜになってしまう。彼はそれらの(不)必要なイメージが頭の中にあるせいで、自分の人生を生きられないでいたのだ。だが、腕の立つこの精神科医にとって、男の問題など大したものではない。カセットテープを聞かせるだけで、10ステップで治してしまう治療法があるからだった。精神科医はマイクとカセットプレイヤーをセットし、治療を始めた。メトロノームのリズムと共に男は自分の潜在意識の奥へ奥へと入っていく。そして、我々も…
実行委員講評
"きれいに磨かれた鏡のごとく"
一定のリズムを刻みながら淡々とそれぞれのストーリーが進んでいく。そんな中にクスッと笑えるユーモアが顔を出すのがこの作品の特徴だ。シンプルでモノトーンな世界は観る者の想像力と感性に働きかける。優れた芸術は自己との対話をうながす鏡のようなものであるということを、この作品は教えてくれるのだ。
この作品はプログラムB(11月28日、29日)に上映予定です!
ぜひご来場ください✨
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