【プログラムのご紹介】ラテンアメリカ映画特集~水魚の交わり~
こんにちは!
ラテンアメリカ映画特集〜水魚の交わり~企画を担当しています、本祭部の岡田です👦
今日は、ラテンアメリカ映画特集とはなにか、この場を借りてご紹介いたします。
いきなりですが!
実は、現在日本で海外の学生映画をコンペティションのメインとして上映しているのはわれわれ京都国際学生映画祭だけなのです。✨
加えて、今年はweb応募を限定的に開始したこともあり、例年の数倍の海外作品の応募がありました!スパスィーバ!
そこで、日本ではあまり鑑賞の機会のない、海外の学生映画を取り上げることは、我々の責務であるとも考えています!!
では、なぜ日本ではあまり馴染みのないラテンアメリカ(中南米)地域を特集しようと考えているのか。
それは、近年、ラテンアメリカ映画の台頭が著しいと感じたからです。
三大映画祭のコンペには、必ずと言っていいほどラテンアメリカ映画が入選するようになっています。
その要因には映画学校の教育・若手への製作支援があるのではないか、と思い今回の企画を立案しました。
そこで、トークショーでは、その近年のラテンアメリカの映画シーン、その製作・教育環境、作品で描かれる地理的な情報に関してまでも、ラテンアメリカ映画にお詳しい、Action.inc代表の比嘉セツさんにお話ししていただきます!乞うご期待です!!
では、長くなりましたが作品の紹介に移らせていただきます。
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『Amphibian』
Héctor Silva Núñez
Escuela Internacional de Cine y Televisión (EICTV)
2015/10min/キューバ<実写>
湖畔に父と住む少年は、罪を犯し帰ってきた兄に再会する。今日職を見つけなければ、兄は出ていかなければいけない。
<実行委員によるコメント>
消えない過去に喘ぎやぶれかぶれになっている兄と、兄を愛するがゆえにもどかしく思う弟の兄弟愛を主題とする作品。現地の人々の生活に横たわる水を、慌ただしい港の風景とともに、ありのままにカメラに収めている。
『Downstream』
Nicolás Tabilo
Universidad de Chile
2015/19min/チリ<実写>
恋人に別れを告げられた同性愛者のJavierは、故郷のチリに帰ってきた。そこで父と弟、愛犬のアスターと釣りに出かけたのだが、馴染んだ海は以前の姿とは変わり果てて、ただ広漠な風景を鳥が泳いでいるだけであった。
<実行委員によるコメント>
長い間隠していた数々の秘密を明かし、関係性やそれぞれの認識が少しずつ変化していく過程を描いている作品。同性愛者の人物が登場するのは、チリが同性愛容認の先進国であることも影響しているのであろうか。家族のプラットホームとして描かれている海の壮麗さが淡々と画面に切り取られている。
『Wild Flowers』
Pablo Pérez Lombardini
Centro de Capacitación Cinematográfica A.C.
2015/50min/メキシコ<実写>
マルタは、過去の痛々しい記憶のために無味乾燥な日々を送っていた。彼女の街のどこか影を湛えた少年に出会うまでは。
<実行委員によるコメント>
一人の女性の老いや家族との別れ、それからの再生がテーマの作品。彼岸と此岸の境界線として、湖が幻想的に描かれている。
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いかがでしたか?👀
明日は京都企画をお届けします!
お楽しみに🎈
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