【プログラムのご紹介】コンペティションC
こんにちは!
さむいあったかいさむいあったかいあったかい…風邪をひきそうです、広報部渉外課ヤナセ。です。🐍
近頃の気候は、まさに☄三寒四温☀️といった感じですね…くしゃみがとまりません。🤕
しかしどうも厚着が苦手で、、学生だった去年までは、コートも着ず制服にニットのみで冬を乗りきっていました…
が、もう若くないようです。(笑)
皆様も、どうか体調に気をつけて、暖かい格好で本祭へお越しくださいね!
それでは本日もまいります!
プログラム紹介の巻〜コンペティションC〜✨
第三回目の今回は、実行委員が選ぶ最も気になる実行委員NO.1と密かに囁かれているマツケンさんのコメントと共にお届けします。
それではみていきましょう🏃
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①『The Road』 Tsevelmaa Densmaa
Mongolian State University of Arts & Culture
2016/13min/モンゴル
モンゴルの厳しい冬の草原。男2人が、たき火で暖を取っていた3人の男に助けを求めた。彼らは酒でもてなし、たき火の前で休ませた。しかしこの3人の男は遊牧民から盗んだ肉や毛皮を運ぶ車を待っていたのだった……
《実行委員コメント》
"何かが動いている、ただそれだけで面白い"
家畜密売犯と警察の駆け引きをスリリングに活写した本作は、短編映画の醍醐味をここぞとばかりに堪能させてくれる。技術的な粗さはあるものの、被写体がフレームを出入りするタイミングは芸術的と言ってもいい。過酷な撮影環境の中、ほぼワンカットで綱渡りした制作チームに拍手を送りたい。
《私から一言》
閉鎖的なロケ地、ほぼ1カット、13分。しかし画面の中では壮大な物語が展開されます。
②『物語たちへ』 山中澪
東京藝術大学大学院
2016/6min/日本
3つの物語が聞こえ、1つの物語が見えて、つまり4つの異なる物語たちが同時に進んでゆく。
《実行委員コメント》
"3つの声と1つの絵が奏でる四重奏"
絵や言葉を前に、「物語」を紡ごうとする人間の根源的な欲求・行為を解体し、緻密で重層的な世界へと再構築してのける手腕には脱帽するほかない。この作品は、「物語」を前にした私たちが無意識に駆使する視覚と聴覚という2つの知覚を、身体からいったん引き剥がす。それどころか「物語ろう」とする欲望を解体し、ポップでダイナミックな新しいアニメーション、新しい「物語」の形を提示する。行為を解体し再構築する軽やかさ、暴力的なまでの大胆さこそが、現代のアニメーションには必要ではないだろうか。ぜひ映画館でこの感動を味わっていただきたい。
《私から一言》
総合芸術としての可能性を感じることができる。今年のコンペティション作品のなかで私が一番好きなアニメーションです。
③『EDMOND』 Nina Gantz
National Film and Television School
2015/9min/イギリス
エドモンドが他人を愛そうとする気持ちはおそらく強過ぎる。彼はひとり湖畔にたたずみ、それまでの人生を回想する。そして強烈な記憶を呼び起こし、自らの欲望の起源を探し求める。
《実行委員コメント》
"エドモンドよ、安らかに眠れ"
エドモンドは生きている。その豊かで繊細な表情や、滑らかというよりは生々しい動きを見ていると、やはりこのフェルト人形には命が宿っているとしか思えないのである。彼のカニバリズムは、他人と分かり合いたいという純粋な気持ちの表現なのだが、それを禁忌とする社会では拒絶されてしまう。そうした社会規範に縛られた人々のかわりに、エドモンドは超越的な存在として受難を果たし、観客の心の中に生き続けるのである。
《私から一言》
世界的にかなり評価されているアニメーション作品です。必見。
④『トオリ雨』 稲田眞幹
大阪芸術大学
2015/61min/日本
漫画家を目指す青年は、家の壁に絵を描いている主婦と出逢う。青年は毎日絵を見にいくようになるが、彼女は完成したら絵を消してしまうつもりであった。長回しと即興演出で描いた、ふたりきりの物語。
《実行員コメント》
"作為から遠く離れて"
この映画には劇的な展開はおろか台本さえ存在しない。やはり計算された演技など欺瞞でしかないし、そこに何か人間の精髄めいたものが宿るとは思えない。CG技術のおかげで映画の何もかもが制御できると言っていい時代に、即興演出を採用する監督の信念を讃えたい。そしてその手綱から自由になった二人の役者はいかなる化学反応を起こすのか、そこにご注目いただきたい。
《私から一言》
意図せず鳥が飛び立つシーンが素敵である。オタク男子万歳!!
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いかがでしたか👀
明日はコンペティションDをお届けします。
お楽しみに🎈
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