『ENDLING』
こんばんは!広報部の杉本です!
本祭まであと16日となりました!
もうすぐですね〜✨
さて本日も引き続きプログラムBの入選作品を紹介していきたいと思います!!
【入選作品紹介⑥】
『ENDLING』(ドイツ)
監督:Alex Schaad
あらすじ
50年前、ドイツでは60万人もの人々が炭鉱で働いていた。2018年には国内最後の炭鉱Prosper Hanielの閉鎖が予定されている。そこで働くアーミン・コブツィクにとって鉱夫としての仕事は彼のすべてだった。しかし炭鉱閉鎖に伴い、仕事を辞めなければならなくなった。それは単に職を失うだけでなく、彼自身の一部も失うことであった。働き手としての能力でしか自分を評価して来なかったブルーカラー労働者の男の、もう一度人生を輝かせようとする挑戦。
実行委員講評
"繁栄、その後"
舞台となったルール地方は、かつて炭鉱業で繁栄を極めた都市として知られる。ルール地方の繁栄を最盛期から支え続け、運命を共にしてきたこの男にとって、失職は自らが社会から排斥されることを意味した。この作品では、物語は終始一貫して主人公の悲観的で、ある種独善的な視点を通して描かれる。それに対して、周囲の人間はこの主人公の心痛をどれほど理解しているのだろうか。作品を通して、生きる意味を見失った時、我々はその実存的な空白にどう立ち向かうのか、周りの人間はどう向き合うべきなのかを、観客は問われているのである。
この作品はプログラムB(11月28日、29日)に上映予定です!
是非ご来場ください✨
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